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便利になると自分が苦しむ説

現代はとても便利です。

どこにでもコンビニがあって、そこにはATMがあって、オンラインで振込みができて、スーパーも24時間開いていたり、最後の牙城は役所と郵便局位でしょうか。

お盆でも、正月でもチェーン店はほぼオープンしています。

 

フランスでは休日にお店が閉まっているのが普通だったのが、最近は店を開けるべきだ。とか、休日にも働きたい。というSとMのニーズがハーモナイズしそうな展開になっていると新聞の記事でみました。

 

そんな風潮に、私は断固反対です。

 

世の中が便利になったら、その分仕事は増えるわけで、

増えた仕事はおそらく自分も請け負うことになります。

 

コンビニが24時間開いていることで、流通は稼働しないといけないし、電気、ガス、水道のメンテナンスは必要だし、関連するシステムは監視、保守されてないといけないし、レジの店員、それを管理する人、非常時対応の本社社員、仕事中に倒れるバイトへの医療、コンビニ強盗の逮捕、ポテトの油に引火した際の消防出動、コンビニにたむろする若者の注意をする自治会や教師、深夜に立ち読みするニート、それを心配する母親、万引きする子供に、それを叱る父親…

多くの不要な労働を産み出します。

 

その結果満たされるのは、昼寝しすぎて眠れない○○や、夜中に腹が減っておでん買いに行く○○や、○○で○○な○○だけです。(自粛)

 

さらには、お盆や正月にお店が開いてないから、まとめて買出しするのが楽しいのに、その年末のちょっとした盛り上がりが半減するし、正月に食うものないよ、という家庭の小さなクライシスも味わえません。

 

このように

「便利」は、結局私たちを苦しめることになるのです。

 

でも飲んだ後、夜中にコンビニでアイス買って帰ったりするのは楽しいんですけどね。