ほのぼのとした人形劇と思いきや、痛烈な社会風刺を行う、この「恐竜家族」という番組なのですが、最終回は特に衝撃的でした。
以下、主なストーリーです。
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環境変化の"きっかけ"
毎年街に訪れるカブト虫が、今年は来ません。
カブト虫は、街中に生い茂るポピーの木の葉を食べてくれます。
今年はカブト虫が来ないので、ポピーの木で街が覆い尽くされそうです。
カブト虫が来ない理由が判明しました。
カブト虫が交配を行うための沼地が埋められ、工場が建設されたからです。
また、沼地を探してやってきたカブト虫の大群も工場の運営に影響があるため、すべて殺してしまいました。
Photo by Daniel Vogel on Unsplash
環境変化の影響と間違った対策の連鎖
街を覆い尽くすポピーは、道路を塞ぎ、経済活動に影響を及ぼすようになりました。
その対策として、空から街中に枯葉剤を散布しました。
結果的に世界中の植物が枯れてしまいました。
こりゃまずい。ということになり、出した答えがコレ。
「植物には水が必要なので雨を降らそう。そのためには大量な雲が必要なので、世界中の火山に爆弾を仕掛け、火山を噴火させよう。」
という、とんでもない作戦です。
もちろん反対する人(恐竜)がいるのですが、企業の独断で対策が実行されていきます。
Photo by Ása Steinarsdóttir on Unsplash
悲しいラスト
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結果的に世界は厚い雲に覆われ、再び太陽の光が差し込むのは一万年後とのこと。
一番悲しいのはそのラストです。
氷河期突入の大きな戦犯となったパパを囲む家族の会話。
ベイビー
「僕たちどこに行くの?」
パパ•ママ
「どこにも行くとこはないんだ。ここにいるしかないんだよ。」
テレビのニュース
「今後のお天気長期予報ですが、雪は降り続き、暗い寒い日々がつづきます。それではみなさんさようなら。」
Photo by Sergey Pesterev on Unsplash