アリアナ・グランデ
(英語: Ariana Grande, 1993年6月26日 - )
アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優である。
アルバム『Yours Truly』『My Everything』および『Dangerous Woman』シングル「The Way」「Problem」などの大ヒットにより、国際的な人気を博している。マライア・キャリーを彷彿とさせる歌声を特徴としていることから、「ネクスト・マライア」と評されることもある。
女優としてはニコロデオンのシットコム『ビクトリアス』および『サム&キャット』のキャット・バレンタイン役で知られる。
主な愛称は”Ari”(アリ)。また、彼女のファンのことを”Arianator”(アリアネーター)と呼ぶ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「将来は日本への移住も考えていた」アリアナ・グランデが、7 Ringsと七輪の一件で怒ってしまい、日本語の勉強もやめてしまったそうです。
その原因は、もはや定番のSNSにはびこるネット民なのですが、今回のアリアナの対応が気になったので整理してみます。
ざっくりとした背景
- アリアナのシングル「7 Rings」の発売に合わせ、『七輪』というタトゥーを手のひらに彫った
- SNSで「七輪はBBQグリルのことだ」という指摘が殺到した
- アリアナは日本語の先生と相談して、『七輪』の下に、『指とハート』のタトゥーを追加で彫った
- SNSで「七輪指みたいで変だ」という指摘やコメントが寄せられた
- さらに、MVやグッズで漢字やひらがなを使っていることに対して「文化の盗用だ」という指摘が起こった
- そしてアリアナが怒った
アリアナの反応と対応
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- 当初は「焼肉も大好きよ」など、ユーモアもまじえて、かわそうとしていた
- 気になって、タトゥーを修正した
- 気持ちを以下のように表現した
「少しでも正しい意味に近づけるために日本語の先生の力を借りて直したわ。おわかりでしょうけど、私は漢字を読むことも書くこともできない。あなたは私にどうしてほしいの?タトゥーを入れたのは、(日本に対する)愛と理解があったからよ。あなたは私に何を言わせたいの?」
「私と同じようなミスを犯しても、見た目に満足しているから『気にしない』という人が一体どれだけいると思う?なんにせよ、私はすっごく気にしてる。私は一体何をして、何を言えば言いの?本当に」
- 公式グッズから日本語の入ったものを削除した
- 日本語のレッスンもやめることにした
「日本語のレッスンを受けるのをやめる。日本語の勉強はとても楽しくて、私にとって心から夢中になれるものだった。将来、日本へ移住することを真剣に考えていたの。でも、もう大丈夫。じゃあね」
気になったアリアナの反応
以下2つのコメントはすでにTwitterから削除されているようなのですが、結局これにつきると思います。
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「少しでも正しい意味に近づけるために日本語の先生の力を借りて直したわ。おわかりでしょうけど、私は漢字を読むことも書くこともできない。あなたは私にどうしてほしいの?タトゥーを入れたのは、(日本に対する)愛と理解があったからよ。あなたは私に何を言わせたいの?」
「私と同じようなミスを犯しても、見た目に満足しているから『気にしない』という人が一体どれだけいると思う?なんにせよ、私はすっごく気にしてる。私は一体何をして、何を言えば言いの?本当に」
『あなたは私にどうしてほしいの?』
『あなたは私に何を言わせたいの?』
なぜアリアナがこれを発信して、また削除したのかを私は知りませんが、私はこの反応に共感しました。
SNSとネット民の問題
愚かな人間はいつの時代にもいる
- 人のことを傷つけたり、人に嫌な思いをさせる人間や組織は、いつの時代にも存在するが、SNSというツールを持ったことにより、ある種の権利を得た(と勘違いしている)
- SNSが普及する前は、誰にも相手にされないか、数少ない同志とのみ共感を得ていた
ゴシップ好きもいつの時代にもいる
- 人のことを傷つけるつもりはなくとも、事件、スキャンダル、人の失敗が好きで、その話をすることが好きな人間は、いつの時代にもいるが、SNSというツールを持ったことにより、幅広く拡散されることもある
- SNSが普及する前は、学校や職場の仲の良い友達のみが拡散の対象だった
(日本の)一般人の気持ち
- (匿名で)発信した自分の主張が、誰かに見てもらえること、共感してもらえることがうれしい
- 発信すること自体で一種の満足感が得られる
- 有名人にピックアップされたら最高
- その発信の影響力は考慮していない
- 炎上したら後悔する
有名人のSNSを活用したコミュニケーション
- ポジティブなニュースの拡散に使える
- ネガティブキャンペーンの対応が難しい
- 炎上を避けるのであれば、低姿勢なコミュニケーション
- コアなファンを意識するのであれば、自分のスタンスを明確にした強気なコミュニケーション
教訓
- インターネットの影響力やリスクを認識して活用すべき
アリアナがどこまで日本のことを好きだったかは知りませんが、今回アリアナが日本を嫌いになってしまったとしたら、ネガティブキャンペーンを展開したSNSユーザーや、無意識にコメントしたユーザーたちがその原因です。
アリアナのファンから糾弾されても止むを得ない状況です。
- コミュニケーションリテラシー
そもそも「誰に何を言うか?」「言ったらどうなるか?」のデザインが出来ていないのに、SNSで世界中に発信を行うということが問題です。
話題になっている『炎上商法』は、また別の話ではありますが、『炎上商法』だということを認識してコミュニケーションを行う必要がありますね。
色々な動き、憶測がありますが、今後のアリアナとアリアナ陣営の動きが興味深いです。
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