国内の店舗からマスクと消毒液が消えました。
花粉症の私としてはマスクは何とか確保しておきたいのですが、どこにも売っていません。マスク不足の原因は急激な需要増加により生産が追いつかないこと、急激な需要増加の背景には、転売屋(転売ヤー)の買い占めが原因との話もあります。
また、医療機関や介護施設等、マスクが必要な環境におけるマスク不足は致命的なので、日本国内においても何らかの対策が必要です。
今回は、コロナウィルス対策としてのマスクの役割、日本国外におけるマスクの需要と供給の状況、各国の転売屋(転売ヤー)対策等をまとめてみます。
Photo by Ani Kolleshi on Unsplash
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マスクが必要なケース
1. 一般人
- 感染者が咳やくしゃみによりウィルスをばら撒かない
- 濃厚接触時の「飛沫感染」を防止できるかもしれない
2. 労働者
- 医療、介護従事者(ハイリスク環境で働く方々)
- 歯科医(感染させてしまう、感染してしまうリスクが想定される職業)
- 接客業(感染させてしまう、感染してしまうリスクが多少想定される職業)
アメリカ人がマスクをしない理由
CDC (The Centers for Disease Control and Prevention)が、マスク着用による効果を否定していることは周知の通りかと思いますが、アメリカ人がマスクを使用しない理由、着用が推奨されていない理由を以下に示します。
- そもそもマスクを着用する習慣がない
- 医療機関への供給を優先したい
- セキュリティ上、顔を隠されたくない
とは言えども、アメリカの薬局でもマスクが不足されているとの情報も入っています。
悪質な転売屋(転売ヤー)による各国のマスク不足
悪質な転売屋(転売ヤー)によりマスクが不足している状況は、日本国内のみならず、中国、台湾、韓国、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、イスラエル等、多くの国で発生しています。
極めて悪質なケースにおいては、Amazonにて、マスクとsex toys (バイブレーターやディルド)との抱き合わせ販売を行っているとのこと。
マスクのような衛生用品の転売、今回の有事に買い占めを行うという行為は、安全性面、人道的にも許されることでは無く、何らかの対策が必要と考えられます。
そもそも、品薄な商品、人気のある商品を買い占めて、利益を乗せて販売するという行為、子供が欲しいものを、モラルの低い大人が買い占めるというような行為自体、合法とは言えども、人として恥ずかしい行為だと思います。
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各国の転売屋(転売ヤー)対策
国内においては転売屋(転売ヤー)対策は全く施されていませんが、国外の状況はどうなっているでしょう?
- マスクの購入を実名制(台湾)
- 2,000枚のマスクを上海へ運ぼうとした男が逮捕された(台湾)
- 薬局が販売を制限している(オーストラリア)
台湾のように、販売制限をかけることは一つの理想と考えられますが、運用がかなり難しいですね。
東京オリンピックのチケットは、2019年6月に施行された「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」に基づき、無断転売が禁止されています。
チケットのルール|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
クズにモラルの話をしても通用しないと思いますので、不正転売の対象を特定した上で法律を作るしかないような気がします。