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ワクチンを接種すべきか?しない方がよいか? 21年8月 - La Curiosidad
更新履歴
20210602: 年代別死亡者数データを追加
20210606: 重症化リスクのある疾患等を追加
日本でも新型コロナワクチンの接種が進んでいます。接種は、医療従事者から始まり、高齢者を優先した接種計画が実行されています。
今後、高齢者以外も接種が可能となる中で、自分自身、お子さん等、ご家族の接種に関して考える時期になってきました。新型コロナワクチンを打つべきなのか?打たない方がよいのか?ベネフィットとリスクの面で考えてみます。
注:以下、個人の見解が含まれます。また、掲載されている情報は2021年5月31日時点で筆者が収集したものです。最新の情報、詳しい情報は厚生労働省のサイト等をご確認くだささい。
新型コロナワクチンの種類
2021年5月末時点の情報です。
国内で承認されているワクチン(メーカー)
- ファイザー
- モデルナ
- アストラゼネカ
国内で接種可能なワクチン(メーカー)
- ファイザー
- モデルナ
新型コロナワクチンの特徴
mRNAワクチン(メッセンジャーRNA)
ファイザーとモデルナのワクチンは、mRNAワクチンです。
mRNAワクチンは、新型コロナウイルス感染症の予防で初めて実用化されました。
本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。
本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
ウイルスベクターワクチン
アストラゼネカのワクチンは、ウイルスベクターワクチンです。
これまで承認済みのウイルスベクターワクチンは、エボラウイルスワクチンが存在するようです。
本剤はチンパンジーのアデノウイルスをベクターとして使用したワクチンです。本ワクチンを接種後、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が宿主細胞で発現すると、当該タンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導され、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
新型コロナ: DNA・mRNA・ベクター… 多様なワクチンの違いは?: 日本経済新聞
各社ワクチンの有効性
ファイザー、モデルナのmRNAワクチンは、約95%と高い有効性を示しています。
モデルナとアストラゼネカのワクチン 正式承認 厚労省 | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース
各社ワクチンの安全性
リンク先に掲載されているような、副反応、副作用が確認されています。
アストラゼネカのウイルスベクターワクチンについては、血栓症例がごくまれに発生しています。
モデルナとアストラゼネカのワクチン 正式承認 厚労省 | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース
アストラゼネカワクチン “利益”と“リスク”は? | 新型コロナ ワクチン(世界) | NHKニュース
新型コロナ: ワクチン副作用は? ファイザー・モデルナ製の注意点: 日本経済新聞
注:以下、個人の見解が多く含まれます。
Photo by Spencer Davis on Unsplash
新型コロナワクチンのベネフィット
特にmRNAワクチンの有効性を見る限り、感染リスクが高い方、感染リスクが高い環境において、接種のベネフィットが大きいと考えられます。
例えば、現在下記のような病気を患っている、周辺に感染リスクが高い方がいる場合等は、ワクチン接種のベネフィットがあることが考えられます。
重症化リスクが高いと言われている疾患(病気)
CDC*が公開している情報によると、以下のような疾患(病気)を患っている場合、コロナウイルスに感染した際に重症化するリスクが高いと言われています。
* Center for Disease Control and Preventison
- 癌
- 慢性腎臓病 (CKD)
- COPD等、慢性的な肺疾患
- 認知症
- 糖尿病
- ダウン症
- 心疾患
- HIV
- 免疫不全
- 肝臓病
- 肥満
- 鎌状赤血球症
- 脳卒中、脳血管障害
詳しくは、CDCの情報をご確認ください。
Certain Medical Conditions and Risk for Severe COVID-19 Illness | CDC
新型コロナウイルス 年代別死亡者数(国内)
2021年5月31日時点で、20歳未満の方は1人も亡くなっていません。
- 10歳未満 0人
- 10代 0人
- 20代 6人
- 30代 25人
- 40代 88人
- 50代 272人
- 60代 772人
- 70代 2,500人
- 80代 4,541
- 90歳以上 2,249人
(全年代合計: 13,056人)
死亡者の割合は、
50歳未満で、全体の0.91%
40歳未満で、全体の0.24%
30歳未満で、全体の0.05%
20歳未満で、0%
で、ここまでで、1%にも達していません。
(2021年5月31日時点)
http://www.ipss.go.jp/projects/j/Choju/covid19/index.asp
新型コロナワクチンのリスク
接種後の副反応、副作用については、前述の通りです。
新しい作用機序のワクチンにおける、中長期の安全性についてはデータが存在しません。
国によって流行状況が異なっていたり、基礎疾患の保有等、個人差がありますので、ワクチン接種のベネフィットとリスクを見極めた上での判断が望ましいと考えます。
参考にしている情報
マスメディアの情報のみ参考にするのは得策ではないので、以下のようなYoutubeの情報も参考にしています。中長期的なリスクに関しては、主要メディアであまり語られないところだと思いますので、ためになる意見として聞いています。
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コロワクまとめ
新型コロナワクチンの長期的な安全性への懸念は?
新型コロナのワクチンは打ったほうがいいか打たないほうがいいか?
ファイザーワクチン2回接種した私の感想。副反応は?気分いい?仕事休んだ?