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ワクチンを接種すべきか?しない方がよいか? 21年8月

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Photo by CDC on Unsplash

 

先日、新型コロナワクチンの情報について整理しました。

新型コロナワクチンを打つべきか打たない方がよいか - La Curiosidad

 

 

その後、デルタ型の流行に伴い、ワクチンの有効性と安全性、ベネフィットとリスクの情報が一部アップデートされたので再整理したいと思います。

 

 

デルタ型に対するワクチンの有効性

 

厚生労働省の見解

 

一般論として、ウイルスは絶えず変異を起こしていくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。それぞれの変異株に対するワクチンの有効性がどのくらいあるのかについても、確認が進められています。

 

英国公衆衛生庁(PHE)の公表データ

 

・ファイザー社ワクチンの発症予防効果

アルファ型:約94%、デルタ型:約88%

 

・ファイザー社ワクチンの入院予防効果

デルタ型:約96%

 

変異株の新型コロナウイルスにも効果はありますか。|新型コロナワクチンQ&A|厚生労働省

 

CDCの見解

 

重症化と死亡抑止効果が高いが、感染防止には100%の効果を示していない。

 

Delta Variant: What We Know About the Science | CDC

 

*CDC : 米国疾病予防管理センター

 

イスラエル保健省の報告

 

・ファイザーワクチンのデルタ型への有効性は39%

・重症化予防には強い効果

 

Delta variant: Pfizer Covid vaccine 39% effective in Israel, prevents severe illness

 

ワクチンの重篤な副反応・副作用

 

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Photo by Braňo on Unsplash

 

厚生労働省の公表情報

(期間:2021年2月17日〜7月25日)

 

アナフィラキシー

・ファイザー: 100万回あたり5件

・モデルナ: 100万回あたり2.2件

 

心筋炎・心膜炎

・ファイザー: 100万回あたり0.6件

・モデルナ: 100万回あたり0.8件

 

死亡例の報告

※ 現時点では因果関係があると結論づけられた事例は無し

・ファイザー: 828例

・モデルナ: 6例

 

新型コロナワクチンの副反応疑い報告について|厚生労働省

 

CDC(米国)の公表情報 (2021年8月13日)

 

アナフィラキシー

・100万人あたり2〜5人

 

心筋炎・心膜炎

・2021年8月6日時点で、30代とそれ以下のワクチン接種者のうち、1,253人の症状報告が上がった

・主にファイザーかモデルナのmRNAワクチン接種者が対象

・主に青年期の男性、若年成人が対象

 

死亡例の報告

(2020年12月14日〜2021年8月9日)

・3.51億人以上のワクチン接種に対して、6,631人 (0.0019%)の死亡例の報告が上がった

※  報告例に対する因果関係は確立されていないが、直近の報告において、J&Jワクチンと血栓症の因果関係が示されている

 

Selected Adverse Events Reported after COVID-19 Vaccination | CDC

 

ここまでの整理

 

有効性

(主にmRNA)新型コロナワクチンは、デルタ型に対して感染抑止の観点で効果が限定されるが、重症化予防という観点では強い効果を要する

 

安全性

重篤な副反応・副作用という観点では、これまで(約5〜8か月)、特にmRNAワクチンにおいて深刻な割合での発生を確認していない

 

ワクチン接種のベネフィットとリスク

 

以前と変わらずデルタ型に対しても、感染による重症化リスクの高い方には、ワクチン接種の大きなベネフィットがあると考えられます。

 

また、感染予防、周囲に感染させない対策としてのワクチン接種に関しても、一定の効果が考えられます。(デルタ型に対する効果はアルファ型等と比較して弱い可能性があります)

 

一方で、重症化の低リスク群、特に若年層のワクチン接種については、個人の慎重な判断が必要と考えられます。特に自ら検討を行うことが難しい若年層の接種については、親権者等が各種データを十分確認した上での判断が望ましいと思われます。

 

コロナウイルス感染による重症化関連の参考情報

 

1. 新規陽性者数と入院治療等を要する者の割合(2021年8月15日)

 

 国内新規陽性者数の推移(日別)

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 入院治療等を要する者等推移

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 重症者数の推移

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  • 2021年1月9日
    新規陽性者:7,528
     入院治療等を要する者:55,238、重症者:852
     重症者の割合*:1.5%
    *入院治療等を要する者の内

  • 2021年5月8日
    新規陽性者:7,239
     入院治療等を要する者:64,966、重症者:1,144
     重症者の割合:1.8%

  • 2021年8月14日
    新規陽性者:20,133
     入院治療等を要する者:153,626、重症者:1,563
     重症者の割合:1.0%

 

国内の発生状況など|厚生労働省

 

2. 死亡者性・年齢階級構造

(2021年8月9日時点)

 

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2021年8月9日時点で、20歳未満の方は1人も亡くなっていません。

 

  • 10歳未満 0人
  • 10代 0人
  • 20代 9人
  • 30代 32人
  • 40代 115人
  • 50代 345人
  • 60代 926人
  • 70代 2,908人
  • 80代 5,202
  • 90歳以上 2,579人

 

国立社会保障・人口問題研究所 新型コロナウイルス感染症データ