国内のコロナウイルス患者が(検査の結果陽性となった患者が)、500名を超え、封じ込めか流行の岐路に立っているわけですが、そもそもコロナウイルスに感染すると、肺炎で死んでしまうのか?普通の風邪程度のものなのか?分かってきた頃でもあります。
ここまでの経過をみて、コロナウイルスはそんなに危険ではないのか?(安全?)それとも、人類の繁栄を脅かす致死性の高いウイルスなのか?整理してみます。
(2020年3月10日)
Photo by Pablo Heimplatz on Unsplash
- コロナウイルス 世界の統計データ
- コロナウイルスとは?
- コロナウイルス感染時の症状
- 重症例に関するデータ
- 健康な人が感染したらどうなるの?
- 安心・安全と考えられる点
- 不安な要素
- 現時点でどのように考えられるか?
- 現時点の対策
- 最後に
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コロナウイルス 世界の統計データ
2020年3月10日現在、世界のコロナウイルス感染者数、死者数は以下の通りです。
- 感染者数: 116,307人
- 死者数: 4,089人
- 回復者: 64,633人
中国以外では、イタリア、イラン、韓国の患者数が5,000人を超えています。
上記数値に基づくと、致死率は約3.5%です。検査されていない方が多いと想定すると、それよりも低い値と考えられます。
しかし韓国においては、感染者7,500に対して死者50、致死率0.7%という状況であり、各国のデータには大きくばらつきがあり、サンプル収集(検査実施)の方針や方法が異なることから、これらは統計データと呼べるほどのものでは無い気がします。
コロナウイルスとは?
コロナウイルス(英語: coronavirus; CoV、中国語: 冠状病毒)は、ゲノムとしてリボ核酸(RNA)をもつ一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、哺乳類や鳥類に病気を引き起こすウイルスのグループの1つである[2]。ニドウイルス目コロナウイルス科(英語版)オルトコロナウイルス亜科に属す[3][4]。
ウイルス粒子表面のエンベロープ(膜構造)が花弁状の長い突起(S蛋白、約 20 nm)であり、コロナ(太陽の光冠)に似ていることからその名が付けられた[2]。らせん対称性のヌクレオカプシドをもつエンベロープウイルスである。多形性で、コロナウイルスの大きさは直径80-220ナノメートル(10億分の1メートル)程度である[2]。コロナウイルスのゲノムサイズは約26から32キロベース(kb)で、RNAウイルスでは最大である。
ヒトでは、風邪を含む呼吸器感染症などを引き起こす。SARSコロナウイルス(SARS-CoV)、MERSコロナウイルス(MERS-CoV)および2019新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のようなタイプのウイルスでは、致死的となる場合がある。また、症状は生物の種類によって異なり、鶏の場合は上気道疾患を引き起こし、牛や豚の場合は下痢を引き起こす。ヒトコロナウイルス感染を予防または治療するためのワクチンや抗ウイルス薬は、2020年2月時点ではまだ開発されてない[5]。
コロナウイルス感染時の症状
- 発熱
- 咳
- 息切れ
新型コロナウイルス感染においては、80%以上は軽度な症状でおさまっているようです。また軽症の場合は2週間、重症例においては3〜6週間、症状が続くようです。
Coronavirus Symptoms (COVID-19) - Worldometer
重症例に関するデータ
- 高齢者において重症化の傾向が高い
- 男性の方が重症化するケースが多い
- 併発疾患(循環器疾患、糖尿病、呼吸器疾患等)のある方が重症化しやすい傾向がある
Coronavirus Age, Sex, Demographics (COVID-19) - Worldometer
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健康な人が感染したらどうなるの?
おそらく通常の風邪の症状が発生します。
何らかの原因で重症化すると肺炎の症状が発生する可能性があります。
肺炎になった場合には重篤化のリスクがあります。
安心・安全と考えられる点
- 高齢者以外、併発疾患が無い場合は、普通の風邪と同様と思われる
- 現時点では感染が爆発的に拡大していない
- インフルエンザほど流行しないと言われている
不安な要素
- 「新型」なので、ウイルスの全容が明らかではない
- 治療法が確立していない、治療薬が無い
- ワクチンが存在しない
- 再発の仕組みが分かっていない(再発があるのか分からない)
Photo by Benjamin Ranger on Unsplash
現時点でどのように考えられるか?
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- 現時点での「症状」からみると、さほど怖がる必要はなさそう
- 未知の要素が多いので、注意は必要
- 治療法が確立してないため、重症化に至ったら危険と思われる
現時点の対策
- インフルエンザの流行時期と同じ対策を行う
(人混みを避ける、手洗いをする) - 感染のリスクが高い場所には行かない
(現時点では病院がハイリスクと思われる) - 免疫力を高める生活をする
(食事、睡眠・休養) - 風邪の症状が出たらしっかり休む
(休養、睡眠、食事、市販の風邪薬) - 肺炎、重症化したら適切な治療を受ける
最後に
上記の通り現在、楽観的に考えられる点と、未知の点、リスクが併存しています。
「過剰対応」と言うと、『パンデミックになったらどうするんだ!?』と怒られ、「全部、休止・中止すべき」と言うと、『500人しか感染してないのに騒ぎすぎ』と諭される現状です。
楽観 vs 悲観の構図ですが、どちらの主張も根拠が無い状態なので、結論は出ません。ウイルス・疾患の全容が解明されない限り、この議論は集結しないので、最後は自己責任かと思います。
今、絶対にやってはいけないのは、人にうつすことです。
体調が悪いときは、自宅で療養しましょう。