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コロナウイルス 環境パターン別感染リスク (2020年4月2日)

コロナウイルスの感染者が増え続けています。

 

2日は東京都で1日としては最も多い97人の感染が確認されるなど、これまでに27の都道府県と空港の検疫で218人の感染が確認されました。新たな感染者は3日連続で200人を超えていて、午後8時半の時点で、日本で感染が確認された人は、空港の検疫で見つかった人やチャーター機で帰国した人なども含めて2713人となっています。

 

新型コロナ 新たな感染者が3日連続で200人超 | NHKニュース

 

オーバーシュートと言われるような、爆発的な感染拡大には至っていないものの、無症状の感染者からねずみ算式に感染が拡がる可能性は十分考えられます。

 

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Photo by Greg Rosenke on Unsplash

 

今回は、コロナウイルスの感染者が一定数存在する前提で、どのような場所に、どのようなリスクが存在するかを整理してみます。

 

 

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ハイリスク環境の定義

 

下記3つの条件が同時に重なる場所がハイリスクと定義されています。

 

  1.  密閉空間(換気の悪い密閉空間である)
  2.  密集場所(多くの人が密集している)
  3.  密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)

 

(厚労省)新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針
令和2年 3 月 28 日 新型コロナウイルス感染症対策本部決定

 

コロナウイルスの感染経路

 

新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染によりうつるといわれています。

 

飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。


接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。

 

(厚労省)新型コロナウイルスを防ぐには

 

場所パターン別 感染リスク

 

※病院、介護施設等は除外

 

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Photo by Manki Kim on Unsplash

 

パターンA. 密閉 x 密集 x 密接

 

換気の悪い空間に多くの人が集まって、一定の時間、近距離で会話・発声する環境は、飛沫感染のハイリスクな場所と言えます。

 

例)カラオケ、キャバクラ、ガールズバー、パブ、クラブ、ライブハウス、スポーツクラブのダンススタジオ、会議室、教室

 

パターンB. 密閉 x 密集 ①

 

換気の悪い空間に、一定の時間、多くの人が集まる環境は、場合によっては飛沫感染のリスクがあると共に接触感染のリスクもあります。

 

例)パチンコ、スポーツジム、満員電車

 

パターンC. 密閉 x 密集 ②
 

換気の悪い空間に多くの人が集まる環境は、場合によっては飛沫感染のリスクがあると共に接触感染のリスクもあります。

 

例)電車・バス

 

パターンD. 密集 x 密接

 

多くの人が集まり会話が行われる場所は、飛沫感染のリスクと接触感染のリスクがあります。

 

例)ファミレス、居酒屋、スーパー、フードコート、ショッピングセンター

 

パターンE. 密閉 x 密接

 

換気の悪い空間で会話が行われる環境は、感染者との接触であった場合、高い感染リスクがあります。

 

例)麻雀、美容院、歯医者、タクシー、ネイルサロン

 

現時点で注意すべき環境

 

コロナウイルス感染者が増加している今、リスクが最大なのは「パターンA. 密閉 x 密集 x 密接」です。特に飛沫感染の確率が高まっています。

 

飛沫感染のリスクを考慮すると、「パターンD. 密集 x 密接」、「パターンE. 密閉 x 密接」、の感染可能性は高くなっており、感染者と出逢ってしまった場合は感染してしまうかもしれません。

 

「パターンB・C.  密閉 x 密集」に関しては、飛沫感染確率はさほど高くなさそうですが、接触感染確率は高まっているので、手洗いや目・鼻・口へ触らない等の注意が必要です。

 

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